先日は新作ラケットを選手の子達に打ってもらいました。
JOPランキングで100位前後、サーブは170~210km/h打てるスイングレベルの選手たちです。
メーカーさんのコンセプトと実際に選手側が感じる感覚は全く異なることが多いと再確認しました。
特に成長期段階にあるジュニアやテニスの技術レベルによっても感想は異なります。
世界ランキング70位前後から個別でラケットを作ってもらえるとある大手メーカーの開発者担当だった方から聞いたことがありました。
でも。実際はそのレベルに到達するまでに、ラケットを慎重に選んでいく必要があると言う事実に直面しなければいけないと言うことです。
勿論、ラケットを変えれば上手くなる、強くなると言った訳ではありません。
テニスは特に精神面や練習中のちょっとした一挙手一投足が上達に大きく関係するからです。
しかし、これらを踏まえた上で、ラケット選びは重要になってくるからです。
例えば・・・
「あるある1」
教わっているコーチの契約メーカーのラケットを妄信的に使用すること
※コーチはメーカーと契約しているため販売本数などがあります、そのため結果使用メーカであれば問題ありませんが、ただ何となく・・・はやめておくべきでしょう
「あるある2」
最新のラケットだからといってまっとく同じ性能とは限らないという事
※特に「しなり」や「飛び」、「振動」などは素材の種類や質によって大きく異なります、必ず一度、打ってみることをお勧めします。
「あるある3」
今ある自分の能力のためのラケットなのか、少し先の能力のためのラケットなのかを明確にする
※よくあるのがボールの勢いがあるけどアウトする、パワーが出るけどコントロールができないなど、そもそも今のレベルで亀の歩みで能力を磨くのか、ワープして次の高みを目指すのかを明確にしなければいけません
やはり、実際にテニスを見てくれているコーチとそのコーチの性格を加味したうえで自分自身の判断が大切になってくると思います。
情報が多くて混乱することもあると思いますが、まずはその人のテニスを見て、感じて自分のテニスに落とし込む方がいいと思います。
実は、この考えに至った経緯があって有名人気メーカーさんが隣のコートで新作ラケットのテストをしていて、打ち方がメチャクチャ古い打ち方をされていて愕然としたのを覚えています。
勿論、試行錯誤を繰り返した上での製品化と思いますが、ベースとなる検証はあてにならないと個人的には思います。
解決策としては
1.自分自身で打ってみる
2.上記の「あるある」3つを頭に入れておく
3.その上で感覚と周りの感想を取り入れて自分で決断する
この定義をしっかり持っておくことだと思います。
ラケットの紹介(初めのものより最近の更新の方がおすすめです)
0 件のコメント:
コメントを投稿