今日は名門テニスクラブさんと練習試合をさせていただきました。
僕がテニスコーチを続けるきっかけとなった選手の子がオーガナイズしてくれました。
6歳の頃から、はや18年目の付き合いとなります。
意志が硬く表面的には強さを出さなさったけれども、誰からも好かれ、誰にでも優しくできる子でした。
親御さんが心配された時期もありましたが、僕は一瞬たりとも彼の成長を疑いませんでした。
心配があるとすれば「テニスの事…」
趣味の延長の形を教えていた僕としてはよそに行ってもらいたかった。
人に誇れるような人間性を持ち合わせていない私が、コーチとしても未熟だった私が彼を育てるには「大切な原石をダメにしてしまうのでは」と不安だったからです。
しかし彼は僕についてきてくれた。
だから本気で頑張った。
すべての時間をそこにかけようと思った。
途中多くの人に助けられ、うまく引き継ぎができて今に至った。
親御さんの「教え」も素晴らしかったのだと思います。
「好青年」とおっしゃってくださったオーナーさんの言葉は我が子のように嬉しかった。
過ごした時間軸とその長さでしか感じることのできない深さがあるということも再び認識した。
今となっては私自身が「尊敬する対象」となった彼ではあるが、引き続き見守っていきたいと心に誓った。
そして、この道のりで手に入れた知識を知恵として多くのテニスを愛する人へ還元していきたいと強く思う。
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